文鳥社とカラスの社長のノート

株式会社文鳥社/ 株式会社カラス のバードグループ代表をやっています。文鳥文庫を売ったりもしています。

その昔『万雷舎』という寺子屋就活塾がありまして

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その昔、神保町の路地裏に、
怪しげで小さな寺子屋就活塾がありました。

その名は『万雷舎』。
70歳を超える塾長がひとりで運営していた就活塾です。

「自分の人生のラストランは、若い人たちのために使いたい」
塾長はいつもそうおっしゃっていました。

広告を出すこともなければ、率先して人を増やそうとする気配もない。
明確なカリキュラムもなければ、テキストすらないのです。

でも塾長の魅力に引きつけられた学生たちが
どこからともなく集まってきました。

僕も就活の時期に、塾長に多くの言葉をもらいました。

 



「粗にして野にして卑にあらず。」

粗野であることはかまわない。
卑しいことがとにかくダメだと、
いつも教えてくれました。

 

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「友は悲しみを半ばにし、喜びを倍にする。」

最も大切なものの存在に改めて気づかせてくれました。
社会に出て、そういう友をつくりたいという思いを強く持ちました。

塾長の言葉はいつも圧倒的に重く、強く、優しい。
そんな言葉たちをひとつにまとめた冊子を創りました。
それが「万雷のことば」です。非売品です。

今もう万雷舎はありません。
でもそこで生まれた言葉たちは生き続けていくのです!!!! ̄O ̄)ノ

塾長と出会えたことで、僕の人生は大きく変わりました。
そういう出会いがいくつかあれば、人生は決して悪くないと思える3時です。それではおやすみない..zzZZZ